こんにちは。ケアー・サポートまつやまのブログ担当です。
今日は、私たちが実施した救急救命訓練の様子をご紹介します。
きっかけは、先月のある昼食時に起きた、喉詰まりの事例でした。
幸いにも迅速な対応で大事には至りませんでしたが、「もっと確実に対応できるようにしておきたい」と、
施設全体で意識が高まり、中標津消防署へ研修を依頼しました。
当日は、消防署の方々にお越しいただき、心肺蘇生法やAEDの使い方、緊急時の声かけなど、
実践的な内容を丁寧にご指導いただきました。
実際に訓練用の人形を使って体験する中で、私たち職員からはたくさんの質問が飛び交いました。
「人手が少ない時間帯にどう対応するべきか?」
「周囲に他の利用者がいるときはどう行動すべきか?」
「日本語に不安のあるスタッフにも、正確に伝えるには?」
こうした現場ならではの“リアルな悩み”に対して、現役の救急隊員の方々が真摯に答えてくださり、
学びの多い時間になりました。
特に印象的だったのは、外国人職員が初めてこのような訓練を体験したことです。
最初は緊張していましたが、通訳を介した説明や繰り返しの実技練習で、最後には「とても勉強になった」と笑顔を見せてくれました。
文化や言葉の違いがあっても、「命を守る」姿勢はみんな同じ。
改めて多様な人材で支える現場の強みを感じました。
介護の現場では、「事故をゼロにする」ことだけでなく、「もしものときに迷わず行動できること」が
大切だと私たちは考えています。
今回のような訓練は、その“安心”を支える大事な土台。
福祉業界では不適切な対応が社会問題になることもありますが、私たちは常に最新の知識と対応力をもって、
正しい方法を学び続けています。
利用者様が毎日を安心して過ごせるよう、そしてご家族の方にも信頼していただけるように。
これからも、「やさしさ」だけでなく「確かさ」もあるケアを続けてまいります。
📷 ご協力いただいた中標津消防署に感謝いたします。写真は訓練風景の一部です。