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思っていたよりもずっと大変だった—ノロウイルス研修の現場から

職員研修レポート

こんにちは、ケアー・サポートまつやまのブログ担当です。

今日は、私たちが体験したとても大切な“日常のひとコマ”をご紹介します。それは、先日中標津保健所のご協力のもと実施された、ノロウイルスの感染対策研修の様子です。

この日は、職員全員が防護服を着て、真剣な表情で床に向かって手を動かしていました。青いビニールシートの上で、嘔吐物の処理を模した消毒作業を、実際に手順に沿って体験するという実践型の研修です。

正直に言うと、私たちも驚きました。動画や資料で見ると簡単そうに見えていた処理手順が、実際にやってみると、どれだけの手間と集中力が必要なのかを実感させられたのです。

「これが現場だったら…」
そんな想定をしながら、全員で動きを確認し合い、声をかけ合いながら作業を進めました。消毒液の扱い方、ペーパータオルの重ね方、ゴミの処理に至るまで、一つひとつに「正しいやり方」があることに改めて気づかされました。

この実践研修は、職員の間でもとても評価が高く、「ただ聞くだけじゃなくて、実際にやってみることの大切さを痛感した」「本当に自分たちが利用者様を守るんだという意識が強くなった」といった声が多く聞かれました。

私たち介護職は、ただお世話をするだけでなく、こうした見えないところでも、日々の安全と安心を守る責任を背負っています。感染症対策は、動画や研修用スライドを一度見ただけでは身につきません。繰り返し、体を使って覚えることで、いざという時に正しく動けるのです。

もしこれを読んでくださっているご家族の方や、介護の仕事に興味のある方がいらっしゃいましたら、どうか知っておいてください。私たちは、目に見えないリスクにも向き合いながら、皆様の大切な毎日を支えています。

📷ご協力いただいた中標津保健所の皆様に感謝申し上げます。写真は訓練風景の一部です。