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春を折るひととき 〜折り紙の花とおしゃべりと〜

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こんにちわ。ケアー・サポートまつやまのブログ担当です。

今日は、ある午後のレクリエーションのひとコマをご紹介します。
私たちが取り組んだのは、折り紙でつくる「春の花」です。

はじめは、「難しそう」「わからん〜」という声もちらほら聞こえてきました。
でもいざ始めてみると、「ここを開いたらいいの?」「あら、きれいにできた!」と、次第に皆さまの手元がスムーズに、そして表情がふんわりと明るくなっていきました。

実は、職員として一番印象に残ったのは、「花を作ること」よりも、「話に花が咲いたこと」かもしれません。
話しているのは世間話なんですが、こうして集まって作業していると、
自然と口数が増えていって、テーブルのあちこちから笑い声が聞こえてきました。

このような折り紙レクは、手先を使うことによる脳への刺激や、季節を感じる機会になるだけでなく、自然な交流のきっかけにもなっています。折っている最中に何気なくこぼれるひと言が、私たちにとって大切な対話の入口になることも多いのです。

春という季節は、不思議と「彩」が欲しくなりますよね。
本州の桜の便りをテレビで見ながら、「こっちはまだだな〜」と、待ち遠しそうに話される方もいました。
折り紙の桜も、そんな春への期待を少しだけ先取りして、心をほっこりと温めてくれた気がします。

私たちは、こうした日常の時間を大切にしています。
福祉の現場では、活動の目的や安全性、身体状況への配慮など、最新の知見と倫理的視点をもとに関わりを丁寧に考えています。
「ただ折る」だけで終わらない、“その方にとって意味のある時間”になるよう、これからも工夫を重ねていきたいと思います。

📷 ご本人の許可をいただいて掲載しています。