こんにちわ。ケアー・サポートまつやまのブログ担当です。
今日は、ある午後のひとコマをご紹介します。この日は、みなさまと一緒に「棒倒しゲーム」を楽しみました。たくさんのお手玉を積み上げた山から、ひとつずつそっと取っていく、シンプルだけれどドキドキするゲームです。
印象的だったのは、お手玉の崩し方にそれぞれの「個性」が出ていたこと。そっと慎重に取る方、思い切りよくサッと抜き取る方、じっくり手順を考えながら挑戦する方……。お一人おひとりの「らしさ」が感じられた場面に、私たち職員も思わず笑顔になりました。
そして何より、忘れられないのが――
お手玉の山が、とうとうバランスを崩して「わあーっ!」と崩れた瞬間です!
「きゃー!」「惜しいー!」と、みなさまから一斉に歓声が上がり、場は一気に大盛り上がり。普段は落ち着いて過ごされる方も、手をたたいて笑ってくださり、和やかな空気に包まれました。
実は、このお手玉たち、ただの市販品ではありません。ご利用者様たちが少しずつ縫い上げてくださった、手作りのお手玉です。ご家族の方から小豆を分けていただき、みんなで針と糸をチクチクして作った、大切なアイテムなんです。
このレクリエーションには、ただ楽しむだけでなく、「手先を使う」「順番を守る」「崩れないように考える」といった大切な意図が込められています。順番を守るには周りを気遣う集中力も必要ですし、どこを取るか頭で考えることも欠かせません。みんなで協力しながら、自然と心も身体もリフレッシュできる、そんな時間になっています。
楽しい笑顔があふれたこの日の棒倒しゲーム。
これからも、こうした小さな一瞬一瞬を大切に、みなさまと過ごしていきたいと思います。
📷 ご本人の許可をいただいて掲載しています。